のぞいてみよう!
101歳おばあちゃんの腸内フローラ
100歳を超えても1日3食、食欲旺盛。
好き嫌いは特になく、誕生日は、
ピザを食べるぐらい元気!
日課は庭に出て、草木の手入れをすること。
毎日を同じようなリズムで過ごしながら、
心身ともに不自由なく健やかに暮らす
おばあちゃん(A子さん)がいます。
そんな101歳おばあちゃん
A子さんの腸内フローラは、
一体どうなっているのでしょう?
気になる腸内世界をマイフローラを
使ってのぞいてみます。
腸内フローラの多様性の豊かさが
失われていない!?
101歳おばあちゃんA子さん
ならではの
興味深い結果!
腸内フローラは年齢、特に高齢化にともない、腸内細菌のバランスが不安定になりやすかったり、多様性も失われていくことが報告されています。しかし、マイフローラによる解析結果をもとにした腸内フローラ判定によると、101歳の健康長寿おばあちゃんA子さんの腸内環境は特に多様性に富んでおり、良い傾向にあることが確認できました。
また、驚きの結果として、101歳の健康長寿おばあちゃんA子さんの腸内フローラには成人女性の24%しか持っていないアッカーマンシア属、11%しか持ってないクリステンセネラ属という菌がどちらも存在したことが明らかになっています。
101歳おばあちゃんの
腸内フローラ判定結果
腸内細菌を構成する菌のバランスを算出し、腸内環境の良し悪しをA(良い)〜E(悪い)の5段階で総合的に判定。
101歳おばあちゃんの
腸内フローラ判定結果
アッカーマンシア属の有無
肥満の方ではそうでない方と比較してアッカーマンシア属が少ないという報告があります。(株)サイキンソーの調査では検査を受けた方の24%が「あり」となっております。
あり
クリステンセネラ属の有無
BMIとの関連性が統計学的に有意であり、太り気味の人に少なく、痩せ型の人に多いという報告があります。(株)サイキンソーの調査では検査を受けた方の11%が「あり」となっております。
あり
研究が進む腸内フローラと
健康との多彩な関わり
乳酸菌やビフィズス菌といった腸内細菌の働きが健康に及ぼす影響はまだまだ分からないことも多いのが現状ですが、近年では腸内フローラと健康の関係について様々な研究がなされています。例えば、腸内細菌と免疫との関係や、肥満、脳機能との関わり、有用な代謝産物の供給など、腸内細菌の健康への影響を具体的に示す研究が数多く報告されているようです。そのような働きがいつか解明され、ヒトの健康に貢献することが期待されます。
健やかな腸内フローラのために
今日からできる
「プロバイオティクス」
と「プレバイオティクス」
年齢や環境、ライフスタイルなどによって変化する腸内フローラをケアするためには腸内にビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が占める割合を増やすことが大切です。
健康に有用な作用をもたらす生きた善玉菌(= 「プロバイオティクス」 )を直接摂取したり、腸内にもともと存在する善玉菌を増やす作用のある成分(=「プレバイオティクス」)による腸内環境のサポートで、健やかな腸内フローラを目指していきましょう。